朋信のつぶやき
旅のラゴス
所員の岩木です。
今回は、おすすめ本の紹介です。
ふと、日本人作家の書いたＳＦ小説が読みたくなって、インターネットで検索したところ、この「旅のラゴス」が出てきました。
「旅のラゴス」は日本ＳＦの巨匠の一人である筒井康隆氏の小説です。筒井氏は数多くの小説を書かれており、この「旅のラゴス」は筒井氏の作品の中で代表作といえるような作品というわけではないようです。しかし、この「旅のラゴス」は、どうやらネット上で口コミで人気が広がった小説のようです。
私がこの本を購入したときは、某大型書店に一冊しか置いてなかったのですが、最近同じ書店に行くとたくさん平積みされていました。
これから読まれる方がいると思うので詳しい内容は伏せますが、題名の通り、ラゴスという人が旅をする話です。私はＳＦ小説が読みたくてこの作品を手に取ったのですが、最初、「これは本当にＳＦか？」と思いました。しかし、読み進めると、「ＳＦかもしれない。」「確かにＳＦだ。」という感想にかわりました。
序盤は連作短編といった感じで、ちょっとおもしろい話や、ちょっと感動する話などが並んでおりおもしろいのですが、中盤くらいから更におもしろくなって一気に読んでしまいました。そんなに厚い本でもなく、読みやすいのでおすすめです。興味ある方はぜひ読んでみて下さい。