朋信のつぶやき
家康のドラマ
大和の農民Tです。
2023年のNHK大河ドラマは家康を主人公にしていて、戦国時代の重要な時期を結構久しぶりに見れると思い見ております。
昔の歴史ドラマはどれを見ても歴史的事実はそれほど変わらないという印象がありましたが、最近の歴史ドラマは作品によって結構違ってる印象を持っています。
先日は、信長が朝倉氏を討伐するあたりの話をやっていました。
何年も前に見た豊臣秀吉のドラマでは、浅井長政に嫁いだ妹の市からの陣中見舞いの品で、信長は浅井長政の裏切りを悟ったという話になっておりました。
陣中見舞いで受け取った小豆の入った袋が紐で両端を縛られており、これを見た信長が挟み撃ちされるということを悟ったというストーリーでした。
しかし、今回の家康のドラマでは、アズキという名前の市の侍女が浅井軍がいる野山を40km走り抜けて、やっとの思いで家康に撤退するように伝えたという話になっていました。
しかもその情報を伝えた侍女アズキは家康の目の前で力尽きて死んでしまうという話でした。
どうにも不自然に思い調べてみると、市が小豆の袋を信長に送ったという話は朝倉家記に記述があるようで、近年の研究では、その書物自体、信憑性が低いことがわかっているそうです。
それで小豆の陣中見舞いの話はなくなったんだなと納得しました。
他にも気になった点を調べると、家康は、このとき最前線で戦っていたようで、撤退については、殿(しんがり)を務めた秀吉から知ったようでした。
撤退の際には秀吉と同じタイミングになったとしても不思議ではないようです。
今後更に歴史の研究が進み、さらに真実に近づけばいいなと思います。