朋信のつぶやき
新聞スクラップ
秘書室@小宮山です。
朋信では設立以来知的財産権に関係した新聞のスクラップ記事を残しています。これは、最初にスクラップされた記事です。何冊もの新聞スクラップには、何時・どこで・何が起こったかを記録だけでなく、私たちが何時・どの新聞記事で・何を知った・何を感じたかも記録されていきます。
昔、九州でダム建設に反対して集団訴訟を起こした男性(Mさん)がいました。Mさんは、彼の運動に関する膨大な新聞記事の山(地方新聞の小さなコラムに至るまで)を残して亡くなられました。残された新聞記事に引かれた赤鉛筆の後を見ると、Mさんを突き動かしていたものは、個人の感情ではなく、時代を読み研ぐジャーナリストの言葉だったかもしれないと感じました。
知識はネットからいくらでも吸収できる時代ですが、朋信では新聞記事のスクラップを続けています。事実を知るためだけでなく、時代の流れを読み解くジャーナリストのその時々の言葉に真摯に耳を傾けています。