朋信のつぶやき
枝豆
松田@農家出身の所長
枝豆のおいしい季節ですね。
この枝豆、どうして「えだまめ」なんでしょうね。
植物としては大豆に違いないし、産地によって多少品種改良
されているものの、大豆との違いは収穫時期だけ。ただ、「枝
ごと茹でる」ので「枝豆」という、と言われていることまでは、
誰でも知っています。
では、なぜ『枝ごと茹でる』のでしょうか。
それは、枝から豆を外す作業をしている間に豆から旨味があ
っという間に抜けてしまうからなんです。枝豆を茹でるときは、
畑に行く前に鍋に火をかけ、畑から帰るころには十分に湯が沸
いた状態にします。そして、畑で枝ごと穫ってきた豆(枝豆)
を一刻も早く鍋に入れます。このようにして茹でた枝豆は、味
が違います(本当に違います)!だから、「枝ごと茹でる」の
です。
枝豆の茹で方にこだわりを持つ人は少なくありませんが、枝
豆を本当に美味しくいただくには、収穫から茹でるまでの時間
をできるだけ短くすることが大事なんですね。間違っても、枝
から豆を外す作業をしながら茹で方を語るようなことをしては
いけません(笑)。
しかし残念ながら、畑で枝豆を栽培しているような人でなけ
れば、この違いは確認のしようがありませんね。