朋信のつぶやき
桜と菊と桐
「桜と菊と桐」
こんにちは、西木です。
お花見の季節になりました。今年の桜の開花予想は例年より早いですね。既にお花見をされた方も多いと思います。
私が住んでいる京都では、二条城や御所、清水寺、円山公園、蹴上げ(インクライン)がお花見スポットとして有名です。これら各地の桜も見事なのですが、今年は知人から勧められた醍醐寺へお花見に行ってきました。
醍醐寺は874年に建設された真言宗のお寺ですが、豊臣秀吉が「醍醐の花見」という盛大なお花見を催したことでも有名です。もちろん、多くの桜の木があり、綺麗に花を咲かせているのですが、特に、枝が横へ長く伸ばされたシダレ桜(と思います)の迫力に圧倒されました。
醍醐寺は広く、五重塔や金堂など多くの建物があります。その一つに三宝院があり、調和された造形の庭園を鑑賞できます。しかし、三宝院で私の目を引いたのは唐門です。黒い扉に二種類の金色の紋が彫られています。
「菊」と「桐」です。天皇家の菊御紋と、豊臣の五七桐紋であることは言わずもがなですが、弁理士記章も「菊」と「桐」の組み合わせです。すごく親近感が湧き出てきます。厳密には、天皇家は十六八重菊ですが弁理士記章は十六弁の菊、豊臣は五七の桐ですが弁理士記章は五三の桐と違いますし、そもそも弁理士記章は家紋ではありません。でも、こういうときは深く考えずに感情を優先させた方が単純に楽しめます。
内輪ネタで話を締めて恐縮ですが、同業者の方も違う方も、来年のお花見スポットの候補にぜひ醍醐寺を。